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「デザインのひきだし49」〜No.6 両面シール編〜

デザインのひきだし」編集長との打ち合わせで、注目された3つ目の技術が裏側の柄が透けない両面印刷。両面印刷は粘着面側から光に透かすと裏が透けてしまうモノが多い。しかし、この両面シールはどちらの面から太陽の光が当たっても裏の柄が透けない仕様になっています。ガラス面や透明なアクリルなどに貼っても透けないスグレモノなのです。


早速印刷工程のご紹介を。今回は接着面への印刷を慎重に進めるために、いきなり本紙で印刷するのではなくコート紙上に試し刷りするところから。ここで大まかな印刷色のイメージと印刷版の見当合わせを入念にチェックしながら確認していく。



試し刷りが済んだら、次は本紙に刷っていきます!
コート紙とは見違える美しさ・・・っと、皆さん。この印刷どこか変じゃないですか?


そう、実は文字が反転してしまってるんです。
「え?印刷ミスってるんじゃないの?」そう思いますよね・・・?



窓ガラスに内から貼った場合、粘着面から見たときに正しい状態になるために反転させているのです!
印刷ミスではないのでご安心ください!




最後に白色で全体にマスクするように印刷します。銀の蒸着が施された基材を上から貼り合わせた時、イメージした印刷色が正しく表現出来るための技法です。太陽の光が当たっても透けないという仕組みの工夫のうちのひとつと言ってもいいかもしれません。

絵を描く時と同じなのですが暗い色の上に色を出したい時は、先に白を塗ると発色が良くなります!印刷は工夫一つで色んな演出ができるものですね〜!




白コートは太陽光に当てても表面の柄が透けにくい裏に銀蒸着された素材。貼り合わせることで隠蔽層を作っていきます。完全に隠蔽してしまうので、ここから先は粘着面の印刷不良を見つけることが不可能になります。現場は気が気ではありません。。。




貼り合わせた後、表面を印刷していきます。シルバーもきれいな発色!




ルーペ越しのカメラで撮影したものだったのですが、よくみると文字の一つ一つに別の色が組まれています。(この点が全体の見え方の色を変えているということに驚きますよね・・・)

因みに積層していくと基準となる最初に印刷した下層のアイマークを検知しながら上層の印刷位置を合わせていくのですが、これが本当に難しい。下層のアイマークの位置がわずかでもズレていると上層の印刷も見当がズレ続けてしまうのです。なお、上層を印刷しているかけあわせ部分を拡大するとこんな感じになっています。かなりキレイに見当があっているので、下層のアイマークが安定して同じ位置にいることが分かります。




最後の工程はいよいよ全抜き加工。今回は変形形状の複雑な抜き型を刃物で抜き落としていきます。刃物を入れた後でカス部分とシール部分をむしって分けてもいいのですが、製造業は効率が命!準備は大変ですが、加工終了と同時に製品が仕上がるのでとっても生産効率が良いのです。
今回の形状は地味に難しかった・・・と加工が終わった時に工場長がボヤいていたのはここだけの話。




そして両面シール完成〜♪
表面も剥離紙面もとても可愛いですね・・・!
裏が透けずに貼ることが出来ています!




店頭の案内POPや販促用では情報量を増やすことが出来、ノベルティ用としては遊び心の演出もできるこちらの技術。是非様々な形でお役に立てていただけますと〜!
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