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「デザインのひきだし49」〜No.4 フラット箔押しシール編〜

今回「デザインのひきだし」の編集長とのサンプル製作ミーティングの際に、箔押しサンプルの剥離紙面に加圧の跡がみられないことに注目された。

本来、箔押しをすると剥離紙面(裏面)がどうしてもボコボコしてしまいがち。しかし、当社では箔押しを加圧の技術ではなく、熱転写の技術と捉えているため圧力を強くかけていくことはない。そのため極限まで凹凸を出すことなく箔押しできるのだ。


今回フラット箔押しシールを製作するにいたり編集長から、


・印刷も入れられるのか
・使用する原紙は何が一番適しているか
・箔押しは1色か複数色が可能か


といった点の質問を頂いた。



材質は再現性が高いということからグロス系のコート紙を選定。当社指定のサイズ感はなく、3点揃った見栄え感を重視され、80×100mmくらいのサイズ感に収まった。

印刷を加えることも可能で箔押しは何色でも可能だが、製品の雰囲気もあるため、今回は2色箔押しが採用された。

2色の箔なので版は2枚。こちらも表紙同様に当社がお世話になっているSakaePlusさんによるもの。表紙は銅板でしたが、コチラはマグネシウム版。軽くて画線がシャープに出るのが特徴。細い文字もかなりクリアに出るのだ。(弱点は耐久性。)




刃型も表紙同様、日伸製作所さんによるもの。
手で曲げたとは思えないほど細かい変形・・・




フラット箔押しシールの加工はベテラン技術者Kさんが担当。まず、箔を使用する幅にカットしてく・・・




2色目のほうがマットな感じがロールからも伝わってくる。渋い質感だ。




熱板にトンボの位置をきちんと合わせていく。この作業、実は結構神経使う。横で変な音とか立てないようにソッとみまもるワタクシ・・・




今回は抜きも同時に行うため、刃型も同時にセット!
刃型はトンボの位置に切り込みが入れられているので、その位置でセンターにセットしていく。




刃型と箔版の準備が整い、いざ箔押し1色目!まずは7号金箔!
細文字とベタ面が混在する今回のデザインでは均一に圧力をかけてもムラっ気のある箔のノリになってしまう。細文字に圧を合わせて、ベタ面に細かな細工を重ねていき・・・出来上がった1色目の出来はコチラ!




わあああああ・・・・これはこれだけでも美しい、繊細なタッチが見事に浮き出ている。

特に当社でのこだわりは文字の細かい部分まで箔押しができることが強み。今回でいえば、「フラット箔押しシール」や「黒田潔」さん、「有限会社エイコー印刷」の文字など、文字潰れせず掠れもせずはっきり箔押しされている点に注目して頂きたい。




2色目の箔押しは消金111号箔。1色の箔押しでもゴージャス感は出ていたが、2色目に消し金箔が入ると更に高級感が増してくる・・・。一層目の箔と完全に位置が合ってくると表情が浮き上がってくるよう。




一通りの工程を経て社長に確認をしてもらう。営業はお客様と一番近い位置のため、どんなものをほしいと思っているのかや用途などをヒアリングし、現場とのコミュニケーションも欠かせないのだ。
現場同士の確認ももちろんのこと、営業と現場の製品の確認も欠かせない。




確認作業が終われば、断裁作業へ。断裁は安全装置がついているとはいえ危険な作業。慎重に行います!!両手で固定機をおろし、足元にあるペダルで断裁。この単純そうで全く単純じゃない作業が命取り!!




出来上がったフラット箔押しシール。裏面はもちろん、表面も名前に恥じぬフラットな仕上がり。
このフラットさには技術を正しく解釈した結果が詰まっている。