新しい印刷機・検査機を導入いたしました!
こんにちは、広報の谷山です。
11月10日(日)に新しい機械を迎え入れました!!
今回導入した設備は、平抜き加工とロータリーダイカット加工などの複合加工ができる凸版間欠輪転機(エコー電機製作所)CL-220と、表/表、表/裏の2種類の検査パターンが可能なWカメラ搭載のカラー検査機(ヤスコーポレーション)YT-356-DUALの2台になります!!
この2台は当社からの完全オーダーメイドで、仕上げていただきました!いつもありがとうございますっ!
今までにない仕様の機械なので詳細について解説いたします。
CL-220は、約30年稼働してくれた従来設備SL-220の後継機として入れ替えで導入しました!
一般仕様のCL-220はロータリーダイカットがメインとなりますが、今回導入した機械は新規開発で抜き圧をパワーアップした新規開発機構なんです・・・!!今まで平抜き加工が必要な製品は印刷後、別機で加工をしていましたが1度の工程で製品が出来上がる効率的な仕組みになっています!
加工ユニットを増やした分、今までのCL-220よりも機械が長くなっていますがかなり省スペース化しているようです。それでもかなりの長さになるため、搬入するときは機械が分割されていました!
次に新しいカラー検査機 YT-356-DUALについてご紹介します!今までのカラー検査機は1台のカメラで検査を行っていましたが、今回は前方に1台・後方に1台と合計2台のカメラが設置されています。
現状厳しい製品は検査を前検査/後検査の2度に分けて行っています。今回の新設計では前方のカメラで発見した不良について処理した後、後方に設置されたカメラで再検査を行うため、貼り間違い、貼り替えた製品の不良についても1ライン上で完結してしまいます。
また通し方を変えることで、剥離紙面の検査も行えます!
製作事例をよくご覧頂いている方はご存知かもしれませんが、当社は剥離紙面に印刷した製品も数多く手掛けています。こちらも表/裏を2度に分けて検査していましたが、1度で検査完了となります。圧倒的な作業効率工場ですね・・・。
そしてWカメラ以外にも、もう1点新しくなった仕様が。検査時に時間がかかる要因になっていた、スリッター後のカスの処理。
今まであれば上記画像のようにカゴを設置してこれ以上風圧で飛ばないようにしていました。溜まる度にゴミ箱に詰める作業が地味に手間だったのですが・・・
スリッター後にガイドを通って、巻取り軸に均等に巻かれていきます!
今までと比べると画期的〜っ!!
この2台が新しい当社の未来を作っていくんだなぁ〜と感慨深く取材しておりました。
是非皆様のお役に立ってくれることを願っています!(お仕事のお問い合わせもお待ちしておりますっ!)
さて、今回現役を終えて入れ替えとなったSL-220ですが、毎度のご多分に漏れずありとあらゆる部品をストックパーツとして外されておりました。工場長はじめSL-220を担当した技術者が感謝の敬意を込めて。
色んなところに社内で修理した後があり、工場長も「これは〇〇が直した後やな・・・」と、思い出を噛みしめるように作業していました。ついにはバラせるものもなくなり、文字通り骨だけの状態になって搬出され、社員それぞれが感謝の気持ちを込めて見送りました。
翌日の朝礼では社長が「今回入ってきた機械が30年頑張ってくれるとしたら・・・完全にもう次世代の設備になりますね・・・」とすごく感慨深く話していました。同業他社では約10年で機械を買い替える会社もあるようで、当社のように長く機械を整備しながら使用している会社も珍しくなったのだとか。これから次世代の印刷機 CL-220、検査機 YT-356-DUALと会社をより一層盛り上げてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたしますっ!!!